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AI検索が自社の対応地域や所在地を間違えて説明していたら、まず正しい公式情報と、回答に表示された引用元を見比べます。
自社ページの誤りなのか、第三者の古い情報なのか、引用元は正しいのに回答が違うのかで、対応先が変わるからです。
報告ボタンを押しただけで、すべての回答がすぐ直るわけではありません。
顧客への誤案内を減らすため、先に自社で直せる情報を整え、経緯を残して再確認しましょう。
この記事では、架空の訪問修理会社を例に、担当者が順番に確認することと、訂正依頼に使える文例を紹介します。
実在の会社で生じた事故や、改善効果を示す事例ではありません。
具体的な操作、適用条件、例外、注意事項は各見出しも確認してください。
例:対応を終了した地域が、今も案内されている
架空の「みなと設備修理」は、現在はA市だけで訪問修理を行っています。
以前はB市も対応していましたが、受付を終了しました。
ところがAI検索の回答に「A市・B市に対応」と出てきました。
会社の担当者が見つけたのは、次の3つです。
- 現在のサービスページには「A市のみ」と書かれている。
- 自社の古いお知らせには「B市にも対応」と残っている。
- 第三者の地域案内サイトにも、以前の対応地域が掲載されている。
この場合、AIの回答だけを訂正しようとするより、公式サイト内の食い違いを先に解消する必要があります。
古いお知らせを見つけたからといって、承認なしにページを削除する必要はありません。
過去の事実として残すなら、現在の受付状況と変更日を追記し、現行のサービス案内に誘導する方法もあります。
正しい事実を、短い根拠メモにする
担当者同士で「たぶんB市はやっていない」と話すだけでは、外部に訂正を依頼できません。
事業責任者に現行の提供範囲を確認し、読者がたどれる公式ページを根拠にします。
| 残す項目 | 架空の記入例 |
|---|---|
| 誤っていた文章 | 「みなと設備修理はA市・B市に対応」 |
| 正しい情報 | 現在の訪問修理の対象はA市のみ |
| 根拠 | 公式サービスページの対応地域欄。実務では実際のURLを記載 |
| 変更日 | B市の受付終了日。社内で確認できた日付を記載 |
| AI側の条件 | サービス名、利用機能、質問文、確認日時、会話の条件 |
| 引用元 | 回答に表示されたページのURL。ない場合は「表示なし」 |
| 顧客への影響 | 対象外地域からの相談につながるおそれ |
AI回答にリンクがないときは、参照元を推測で決めません。
「このサイトが原因だ」と断定せず、公式サイト内の不一致と、確認できた第三者情報を別々に点検します。
回答の記録方法は、AI検索に自社が出ているかを調べる確認表も使えます。
直す場所を3つに分ける
図は左右にスクロールできます。
引用元が不明・未確認なら調査を続け、複数の情報源が誤っていればそれぞれ対応する。
修正時期は保証されない。
図は対応先を整理するためのものです。
複数の場所が同時に間違っている場合は、それぞれ対応します。
リンク先をまだ読めていない場合は、「引用元は正しい」と判断せず、確認を続けてください。
自社の公式ページが食い違うなら、情報をそろえる
サービスページ、会社概要、FAQ、公開PDFなど、該当する事実が載っている場所を探します。
トップページだけ正しくても、ほかのページに旧情報が残っていることがあります。
架空例なら、主たる案内は現在のサービスページに集約し、古いお知らせからは現行案内へリンクします。
公開内容の承認者と更新日も記録します。
古い資料を一括削除したり、検索への表示をまとめて止めたりする前に、その資料が過去の利用者に必要かを確認しましょう。
GoogleのAI機能については、公式資料でも、閲覧者に見える内容と構造化データの一致など、通常の検索の基本が重視されています。
コード内にも旧情報がある場合は、管理を担当する人へ確認を依頼します。
意味が分からない設定を自己判断で変更する必要はありません。
第三者のページが古いなら、根拠を添えて訂正を依頼する
第三者のサイトは自社では編集できません。
掲載元の問い合わせ・訂正窓口に、対象ページと正しい公式情報を短く伝えます。
次の文例は架空のものです。
実際の名称、URL、確認済みの日付に置き換えて使ってください。
件名:掲載されている対応地域の訂正のお願い
ご担当者様
みなと設備修理の掲載内容について、ご確認をお願いいたします。
対象ページ:[掲載されているページURL]
該当箇所:「A市・B市に対応」
現在の情報:訪問修理の対象地域はA市のみです。
変更日:[確認済みの受付終了日]
公式の案内:[現在のサービスページURL]
上記の根拠をご確認のうえ、掲載内容の訂正をご検討ください。
相手にログイン情報や顧客台帳を渡す必要はありません。
修正の可否や時期は掲載元が判断するため、送信日と対応状況を残します。
公式情報と引用元が正しいなら、AI側へ問題を報告する
Googleの「AIによる概要」には、誤った回答を報告する経路があります。
Googleの公式ヘルプを確認し、回答の評価・問題報告の案内に従います。
通常の検索結果や会社情報パネルなど、別の表示枠をAIによる概要と混同しないようにしましょう。
報告文は、次のように事実と根拠に絞ります。
回答中の「B市にも対応」という部分が、現在の提供範囲と異なります。
現在の対象地域はA市のみです。
公式の確認先:[サービスページURLと該当する見出し]
確認日時:[日時]
Googleへのフィードバックには検索語や検索結果などが含まれるため、機密情報を入力した会話や、個人情報をそのまま送らないよう注意してください。
ほかのAIサービスを使っていた場合は、そのサービスの公式ヘルプで現在の報告先を確認します。
急ぐべき誤りは、AIの修正を待たない
誤った振込先や危険な作業方法など、被害につながるおそれがある内容は、通常の表記修正とは分けて扱います。
社内の責任者へすぐ共有し、公式サイトの告知や窓口での案内が必要かを判断してください。
単なる名称の表記ゆれと、利用者の安全に関わる誤りを同じ優先度にはしません。
重大な内容は、AIサービスへの報告だけを済ませて待つのではなく、利用者を守る対応を先に検討します。
修正後は「何を直したか」と「回答がどう変わったか」を分ける
公式ページを直せたことは、自社が完了を確認できます。
一方、AIの回答がいつ変わるかは、自社では決められません。
更新したページ、公開日、訂正依頼先、報告日を残し、日を改めて元の質問を確認します。
1回正しく答えたことをもって、すべての誤案内が解消したとは扱わないでください。
Googleも、AIによる概要に誤りが含まれる場合があると案内しています。
自社内で現状を整理するのが難しい場合は、AIO診断サービスの内容と確認点も選択肢です。
ただし、診断は誤情報の消去や、修正時期を保証するものではありません。
まずは、顧客が読める正しい公式情報をそろえること。
そのうえで、確認できた引用元とAIの表示へ、根拠を添えて対応するのが基本です。
参考資料
確認日:2026年10月24日。
報告画面や仕様は変わるため、実行時の公式案内を優先してください。