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AI議事録の誤変換は、専門用語を録音前に準備し、録音後は金額・日付・型番・話者を元音声と照合することで対処します。
自然な文章に直すだけでは、発言内容が正しくなったとは限りません。
「文章は読めるけれど、型番が違う」「話者1を誰の発言として扱えばよいか分からない」。
そんな担当者に向けて、商談の修正表、事前準備、AIへ校正を依頼する指示例をまとめます。
この記事の会話・時刻・修正内容は、説明のために作った架空例です。
実録音を文字起こしした結果や、Nottaでの精度検証ではありません。
具体的な操作、適用条件、例外、注意事項は各見出しも確認してください。
誤変換は、業務への影響が大きい箇所から確認する
文字起こしを最初から全部きれいにする前に、誤ると対応が変わる情報を確認します。
商談なら金額・数量・納期・型番・決定か検討中か、そして発言者です。
| 間違いの種類 | 確認するもの |
|---|---|
| 専門用語・会社名 | 音声と正式表記の資料 |
| 数字・単位・日付 | 音声、見積書、発言時点の資料 |
| 話者 | 該当音声、参加者情報、必要なら本人確認 |
| 決定と保留の取り違え | 「案」「確認後」「未決定」などを含む前後の発言 |
たとえば「15台」と「50台」は、読みやすさの問題ではありません。
数量や金額に関わる箇所を確認せず、要約だけを先に社内共有するのは避けましょう。
架空の商談で、修正根拠を残す
例は、設備販売会社と取引先の商談です。
型番は架空の「KX-15」、候補納期は11月6日という設定にします。
元音声を確認する担当者が使う表は、次のように作れます。
下の時刻は架空の録音位置を示すもので、実際の音声ファイルはありません。
| 位置・修正前 | 確認結果・扱い | 確認の根拠 |
|---|---|---|
| 02:10「KX-50を15台」 | 「KX-15を15台」に修正 | 該当音声と当日の製品一覧の表記 |
| 04:30「単価は15万円」 | 「単価は5万円」に修正 | 音声と見積書の単価を別々に照合 |
| 07:05「11月6日に納品します」 | 「11月6日案。倉庫確認後に回答」に修正 | 前後の音声で条件付きの発言を確認 |
| 08:20「話者1:承認します」 | 発言者は未確認。承認記録には使わない | 音声が重なり、本人を特定できない設定 |
見積書に5万円とあっても、音声が15万円だったなら、文字起こしを5万円へ書き換える根拠にはなりません。
記録するのは「実際に話した内容」です。
資料と発言が食い違った場合は、その不一致を担当者へ確認します。
この区別をしないと、AIによる誤変換を直すつもりが、発言そのものを都合よく変えてしまいます。
元音声が聞き取れないときも、見積書から発言を推測して確定させないでください。
録音前に、用語・発話言語・参加方法をそろえる
録音後の修正だけに頼らず、会議前に準備できることを減らします。
正式名と読みを小さな用語一覧にする
会社名、製品名、略語など、今回の会議に出る用語を数個から用意します。
誤変換例を大量に登録するより、正式表記と読みを確認することを優先してください。
| 用語の例 | 準備する情報 |
|---|---|
| 架空の会社名「東浜商事」 | 正式表記と「ひがしはましょうじ」という読み |
| 架空の略語「在庫連携」 | 会議で使う表記と読み |
| 架空の型番「KX-15」 | 製品一覧、発音の確認、録音後の個別照合 |
ツールの辞書には、記号を登録できないなどの制限があります。
型番をすべて登録できると決めつけず、資料の型番を見ながら話し、録音後も確認しましょう。
話者番号は、氏名の確定ではない
会議の参加者一覧を用意し、最初の発言時に名乗るなど、音声からたどれる手掛かりを残します。
別の人が代理で発言した場面も確認対象です。
「話者1」「話者2」と分かれたからといって、本人の氏名まで正しく特定されたわけではありません。
複数人が同じ会議アカウントや同じマイクを使う場合は、さらに注意が必要です。
聞き取りにくい録音を、校正で補わない
発話言語、周囲の雑音、マイクと人の距離を確認し、重要な数字は重ねて話さないようにします。
録音・文字起こしについて参加者への説明と必要な同意も先に行ってください。
Nottaの精度を上げるための公式説明でも、発話言語、雑音、重なった発言、単語登録などが案内されています。
形式を変換するだけで、聞き取れない音が元に戻るわけではありません。
録音環境から見直したい場合は、AI議事録のマイク選びも参考にしてください。
録音後は「音声確認→修正記録→要約」の順番
修正候補の場所を見つけたら、該当位置だけでなく前後も聞きます。
単語は正しくても、「まだ決定していない」という条件が前の発言にある場合があるためです。
確認表には、元の表記、修正後、時刻、確認根拠、確認者、確認日を残します。
どうしても聞き取れない箇所は「聞き取り不可」、話者が不明なら「話者未確認」とします。
参加者に確認して新しい情報が分かった場合は、「会議での発言」と「会議後の確認」を分けて記録してください。
後から確定した納期を、会議中に決まっていたように書かないことが大切です。
確認済みの文字起こしから要約を作り、要約でも数字・担当者・保留事項が保たれているか見ます。
元文字起こしが直っていても、要約の段階で条件が抜けることがあります。
AIへの校正依頼は、未確認箇所を残すようにする
AIには正式表記の候補や、確認すべき箇所の抽出を依頼できます。
ただし、音声を確認していないAIに発言者や数字を確定させる指示はしません。
以下は架空の商談文字起こしです。 あなたには音声がありません。校正候補だけを出してください。 正式表記の一覧:製品型番KX-15、会社名「東浜商事」。 確認済み修正: 02:10 KX-50→KX-15。元音声を担当者が確認済み。 04:30 15万円→5万円。元音声を担当者が確認済み。 07:05 納期は11月6日案、倉庫確認後に回答。 08:20 発言者は未確認。 上記の確認済み修正だけを反映してください。 その他の名前・数字・話者・決定事項は推測で直さないでください。 候補は「要音声確認」として別表に出してください。 保留・案・条件付きの表現は消さないでください。 出力は、修正文と、変更箇所・根拠・未確認事項の表です。
「KX-50」がすべて「KX-15」の誤変換とは限りません。
同じ会議で別製品の話をしている場合もあるので、一括置換は各出現箇所の確認後に行います。
また、文字起こしを別のAIに渡すと、新たな送信先が増えます。
録音ツールの利用許可だけで、他サービスへの転送まで許可されたとは考えないでください。
Nottaを選ぶなら、辞書とプランの制限を確認する
用語の事前登録と録音の見返しを同じ運用で行いたい場合は、文字起こしサービスNottaが選択肢になります。
ここで紹介するのは通常の文字起こしサービスで、Notta Brainの有料枠の紹介ではありません。
日本語用単語登録の公式説明では、2026年10月9日時点で次の上限が案内されています。
| プラン | 登録できる単語数 |
|---|---|
| フリー | 3個 |
| プレミアム | 200個 |
| ビジネス | 1,000個 |
| エンタープライズ | カスタマイズ |
登録語は今後新しく作る文字起こしに適用されます。
既存の文字起こし全体が自動で直るわけではありません。
YouTubeの文字起こしでは参照されず、一括登録はビジネス・エンタープライズのWeb版に限られます。
話者識別の公式説明では、録音方法と言語で条件が異なります。
Notta Botの会議記録は参加者アカウントを基に識別するため、共有アカウントの発言はそのアカウントにまとめられます。
料金は公式料金ページで確認できます。
フリープランは月120分、1回3分までの文字起こしです。
短い架空の会話で確認手順を試す用途と、長い会議を記録する用途は分けて考えてください。
プレミアムの年間プランは年額14,220円(税込・12か月分一括払い、月換算1,185円)と案内されています。
月払いの金額ではありません。
辞書の必要数、会議時間、共有・出力の要件を確かめ、必要がなければ上位プランにする必要はありません。
以下はNottaの広告リンクです。
この広告の対象はPCからのWeb版プレミアム・ビジネスの新規有料契約で、スマホ・アプリの申し込みやNotta Brainは対象ではありません。
フリープランと、3日間の有料プラン無料トライアルは別です。
公式ではトライアル終了後の年間プラン自動更新・課金が案内されています。
試す前に現在の料金、更新日、停止方法を確認してください。
誤変換が残っている議事録は、確定版にしない
社内共有前に、金額・数量・日付・型番・話者と、決定・保留の区別を確認します。
不明な箇所が業務判断に関わるなら、その部分を保留して担当者へ確認しましょう。
最初の一歩は、過去の会議を丸ごと校正することではありません。
今回の会議で間違えやすい用語を3つ選び、会議後に重要な数字と条件を照合するところから始められます。
社内での試し方全体はAI議事録を安全に試す方法で解説しています。
誤変換を減らす準備と、残った間違いを確かめる工程をセットにしてください。