AIで月次の営業報告を作る方法|数字を確認して3枚にまとめる

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AIで月次の営業報告を作る方法|数字を確認して3枚にまとめる

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月次の営業報告は、AIに売上表を渡す前に数字を確定し、「今月の実績」「分かっていること・未確認のこと」「次月の対応」の3枚に分けると整理しやすくなります。

「集計は終わっているのに、報告用の文章とスライドを作るのに時間がかかる」。
そんな中小企業の経営者・営業責任者に向けて、数字の確認表から3枚の原稿にする方法を紹介します。

AIには文章の短縮や並べ替えを手伝ってもらい、計算の正しさや売上が変わった理由まで任せきりにしません。
以下は架空の卸売会社の例です。
実際の導入事例や、特定ツールで検証した成果ではありません。

月次報告を作る流れ元の売上表と数値を照合。実績と未確認の原因を分ける。次の行動に担当と期限を付ける。提出前に数値と説明を確認。条件・例外・具体操作は本文も確認してください。月次報告を作る流れ1元の売上表と数値を照合2実績と未確認の原因を分ける3次の行動に担当と期限を付ける4提出前に数値と説明を確認番号と矢印:進める順序
本文で説明する流れを整理しています。
具体的な操作、適用条件、例外、注意事項は各見出しも確認してください。

月次報告でAIに任せるのは「確認済みの数字の説明」

最初に、集計作業と説明作業を分けます。
Excelや販売管理システムの集計を担当者が照合し、その数字から何を報告するかをAIに整理させる順番です。

たとえば「売上が増えた理由を分析して」と数字だけを渡すと、値引きや新規顧客の増加など、資料にない理由が文章に入る可能性があります。
読みやすい文章であっても、根拠がなければ月次報告には使えません。

報告に使う情報は次の3つに分けましょう。

情報の種類 書いてよい内容
確定した実績 対象月、売上、粗利、集計範囲、確認者
根拠を確認した説明 対象取引や営業メモを照合した変動要因
未確認の事項 調査中の要因、確認担当者、確認期限

見込みも別枠です。
翌月に売上予定の受注を、今月の実績に足してはいけません。
ここでいう見込みは予定額であり、売上の確定額ではありません。

実データを外部AIへ入力する場合は、売上・顧客・取引条件を送信してよいか社内で確認してください。
許可がなければ、まずこの記事の架空データで練習できます。

架空の売上表を、報告前に照合する

例の会社では、税抜・万円単位で8月と9月を比較します。
返品などの扱いは同じ集計基準にそろえ、9月実績は経理担当者が照合済みという設定です。

項目 8月実績 9月実績 9月予算
売上 1,000万円 1,100万円 1,200万円
粗利 250万円 242万円 300万円
粗利率 25% 22% 25%

報告に使う比較値は、AIの出力とは別に計算しておきます。

  • 売上の前月比:(1,100−1,000)÷1,000×100=10%増
  • 売上の予算達成率:1,100÷1,200×100≒91.7%
  • 粗利の前月比:(242−250)÷250×100=3.2%減
  • 粗利率の差:22%−25%=3ポイント低下

「3ポイント低下」と「3%減」は別の表現です。
粗利率25%から22%への低下を、単に3%減と書くと比較の意味が変わります。

10月の受注済み売上見込みは900万円という設定ですが、この表には入れません。
納品予定が変わる可能性もあるため、実績ではなく「10月見込み」と明記します。

数字の合計や集計条件に不安がある場合は、先にAIでExcelのSUMIFSを使う方法で、数式と対象行の確認方法を確認してください。

3枚の月次報告はこうまとめる

3枚は枚数の決まりではなく、小さな定例報告を作るためのひな形です。
部門別の内訳が必要なら、別紙に分けるなど調整してください。

1枚目:実績を「売上増・粗利減」とまとめる

見出しは「9月は売上増、粗利は減少」。
本文には次の数字だけを置きます。

対象:9月/単位:万円/税抜/集計確認済み
売上:1,100万円(前月比10%増、予算達成率91.7%)
粗利:242万円(前月比3.2%減)
粗利率:22%(前月25%から3ポイント低下)
補足:翌月の見込みは実績に含めていない

売上の上昇だけを大きく見せず、粗利の減少も同じ画面に載せるのがポイントです。
グラフにする場合も、売上と粗利の単位や軸を確認します。

2枚目:確認した事実と、まだ分からない原因を分ける

この例では、粗利率が下がった原因はまだ調べていません。
その段階で「値引きが原因」と確定させないことが大切です。

確認した事実
・売上は前月から100万円増えた
・粗利は前月から8万円減った

まだ確認できていないこと
・商品構成、値引き、仕入価格のどれが影響したか

確認方法
・商品群別の売上・粗利を前月と比較する
・値引き記録と仕入価格変更を該当取引で照合する

商品群別のデータがないなら、「利益率の低い商品の販売が増えた」とは書けません。
要因の候補と、確認済みの原因を混ぜないようにします。

3枚目:次月の行動に担当者と期限をつける

「営業を強化する」だけでは、誰が何をするか決まりません。
例の会社では次のように具体化します。

対応 担当・期限 完了の目安
商品群別の粗利差を照合 経理・10月12日 差の大きい商品群と根拠を一覧にする
値引き・仕入価格変更を確認 営業責任者・10月14日 対象取引と影響額を確認する
10月見込みを更新 営業担当・10月16日 900万円の予定を納品時期別に確認する

この表も架空の対応例です。
期限は自社の会議日程に合わせて置き換えてください。
原因の調査結果が出るまでは、値上げや値引き停止などの対策をAIの推測だけで決めません。

AIへ渡すプロンプトは、禁止事項まで書く

短い指示でも、数字・集計条件・未確認事項をそろえると確認しやすくなります。
以下の架空データはそのまま練習に使えます。

社内の月次営業報告の原稿を3枚に整理してください。
読者は経営者と営業責任者です。以下は架空データです。

確認済み実績:税抜、万円単位、同じ集計基準。
8月:売上1000、粗利250、粗利率25%。
9月:売上1100、粗利242、粗利率22%。
9月予算:売上1200、粗利300、粗利率25%。
比較値:売上前月比10%増、予算達成率91.7%、
粗利前月比3.2%減、粗利率3ポイント低下。
10月の受注済み売上見込み:900。実績とは分ける。
粗利率低下の原因:未確認。

1枚目は実績、2枚目は事実と未確認事項、
3枚目は確認すべき対応を整理してください。
各スライドは見出し1つ、要点3つ以内を目安にしてください。

数字と比較値は変更せず、原因を創作しないでください。
提案する対応は「提案」、根拠のない項目は「未確認」と表示。
最後に、使った数字と入力項目の対応表を付けてください。
担当者と期限が入力にない場合は「要設定」としてください。

出力後は「確認済みの原因」として新しい説明が混ざっていないかを見ます。
数字の対応表もAIが間違える可能性があるため、元の表と人が照合してください。

毎月同じ指示を使う場合も、対象月と確定状況を必ず入れ替えます。
前月の説明を残したまま使うと、数字が合っていても報告内容が古くなります。

原稿をスライドにするなら、イルシルも選択肢

原稿の内容は決められるけれど、配置や見た目に時間がかかる場合は、AIスライド作成ツールのイルシルを検討できます。
数字の集計や原因の確定を省くためではなく、確認済みの原稿を資料にする用途です。

イルシル公式サイトでは、文章からの資料生成やスライド編集、プラン別のPDF・PowerPoint出力が案内されています。
2026年10月9日時点ではPC専用です。

選択肢 税込料金と確認点
フリー 0円。保存できる資料数や機能に制限があり、外部出力は対象外
パーソナル 月額1,848円。PDF・PowerPoint出力に対応
パーソナルプラス 年額66,000円の一括払い。月換算5,500円。チーム利用機能などが必要かを確認

月次報告を1人で作るだけなら、最初からパーソナルプラスが必要とは限りません。
現行の回数制限、共有機能、試用後の有料移行条件を確認し、使う範囲に合うプランを選びましょう。

また、公式の資料添付機能の案内では、AIデザイン生成への画像・PDF・CSV添付が紹介されています。
利用する画面とプランの条件を確認し、添付から作ったグラフでも数値・単位・凡例を照合してください。

パーソナルプラスの公式案内はこちらです。
下のリンクは広告で、無料プランや下位プランではなく、対象プランの案内につながります。

【PC専用】AIスライド資料作成ツール「イルシル」

プランを選ぶ前に詳しく比べたい方は、イルシルの料金と導入前の確認点も参考にしてください。

提出前は、数字・原因・次の行動を1つずつ確認する

最後に、資料を作った人とは別の担当者も含めて、次の項目を確認します。
少人数の会社であれば、元台帳との照合を別の時間に行う方法でも構いません。

  • 対象月、税抜・税込、単位、実績の確定状況が明記されている
  • 元の集計表と、スライドに載せた数字・比較値が一致する
  • 未確認の原因を、確定した事実のように書いていない
  • 見込みを実績に加えていない
  • 対応に担当者・期限があり、未設定なら分かるようにしている
  • 出力したPDFやPowerPointでも、表・グラフ・注記が読める

まずは、先月の確定済み数字を使って3枚の原稿を作ってみてください。
「何が起きたか」「まだ何が分からないか」「誰が確認するか」が分かれれば、AIの文章をどこまで使えるかも判断しやすくなります。